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デザイン

09
写真は昨年福岡に設計したブティック[DOUBLE OO '09]のファサード。(写真:水崎浩志)

僕の仕事の軸のひとつは空間デザインです。
空間と一言でいってもアパレルなどの物販からレストランやバーやカフェなどの飲食空間、マンションや戸建住宅のような住居空間、クリニックや病院等の医療施設、ホテルなどの宿泊施設、各種ラウンジやギャラリースペース、オフィスなど本当に様々です。もちろんそれら空間の目的や機能は全く違います。しかし、人がその内部に滞在し長短関わらず時間を過ごすことには代わりはない。だからその空間は少しでも美しく、機能的に優れ、気持ちよく、つまりその「在り方」に強度があって欲しいと思ってデザインしています。モノの存在には理由があります、無意味なものなど何一つないはずです。そこになぜこれが必要なのか、ここにあることがどれほど必然なのか、そういうことが自然に無理無く体に入ってくる、そういう強度を持たねばなりません。客寄せパンダで一時的な見せ物にはしたくないと常に思っています。デザインという名の「卑劣な暴力」を振るわぬように僕らは注意を払う必要があります。デザイナーズ◯◯みたいなものは基本的に信用しないで下さい。携帯とかマンションとか、よく見かけましたね。世の中にある人工的に作られたモノの全てはヒトが介在し作られている以上、どんなに些細なものも「デザイン」されているのです。100円ショップに並んでるものも完全にデザインされてます。着目すべきは、デザインされているのは当たり前のことでそこは論じるまでもなく、問題はその質と目的です。こういう厳しい時代だからこそ、これからは皆さんがシビアにそれを見抜き選別を付ける時代。つまり混沌としているようで実は、ヒト(日本人)がより洗練され成熟してゆく時代なのかもしれません。

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